お中元お礼状の例文と書き方(ビジネス)
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例文と書き方 目次
ビジネスで必須となるお中元に添えるお礼状とは?
お中元やお歳暮は日本独特の風習で、特にビジネスにおいては単に自分の直属の上司だけではなく、時には自分が所属する企業や会社よりも、商業的、社会的にには立場が上の企業の取引先から送られて来る場合も多いものです。
その為、同じお中元のお礼状でもこの場合の内容は、普段家庭で出しているお礼状とは質が異なる点に注意したいものです。
ビジネスで必要なお中元の礼状のポイント
まず絶対に必要なのが、お中元を頂いている場合でも相互にお礼のお中元を出すのが、最低限のマナーですから、自分が先に受け取っているなら、その「お手間」を配慮した内容のお礼状を送るということです。それが基本ですから、ポイントは以下のようになります。
1.お気遣いへの感謝の気持ちと、お手数をお掛けした軽いお詫び
2.今までのお付き合いと、これからの今後への希望など
3.健康に気遣い、また出過ぎた行為でなかったかを述べておくこと
一般家庭のお中元も実際には、頂いた側もお中元を送り返すことがある種の慣習になっている事も多く、会社でもそうしたことはやや定着した感があります。但し、お中元の送付時期は期間が短いため、お返しに送る場合では7月15日を過ぎており、時期は「暑中見舞い」の頃になっている場合も多いものです。送る日付によってはお礼状の内容は若干変わりますから、その点は配慮が必要になるでしょう。
ビジネス用のお中元お礼状は縦書きが基本
お中元は日本独特の慣習ですから、やはりお礼状も書き方には作法があります。一般的なA4の紙でパソコンからプリントアウトは無粋ですから、やはり手書きで出来る限り毛筆や毛筆のタッチで書ける筆記具で執筆するのが相手への印象は良いでしょう。
ビジネスといっても、会社の行事や取引に関することではなく、慣習として軽いお礼の気持を品物で示すのがお中元です。その為、あまり堅苦しい用語は頻度は抑えて構いません。「お中元くらいは気軽に出せる間柄」だと思って構わないでしょう。
使う丁寧語は「拝啓」、「敬具」、「貴社」などはもちろんですが、ご繁栄、ご清祥、ご盛栄どれを使っても構いません。ですが、自分の会社のことは基本的に何も書かないほうが礼儀にはなります。この場を借りて、取引などでお礼を言いたい場合でも、こうした贈答では執筆を避けるほうが無難です。
パターン的でも構いません
同じお礼状でも、お中元のお礼状はビジネスも含めて「快く受け取りました。」という気持ちが現れている事が肝心で、感謝も長々書く必要はありません。軽く数分でさっと読めるような短文が良いのですが、ボリュームとしては5~6行でしょう。
その分、使う用紙には和紙とか品の良い物を使用して、気持ちを「質」で表すこともビジネスではマナーになります。経営者であれば、受ける取るのは会社と言うより個人向けですから、自社の品位を示す機会でもあります。
ビジネス向けお中元の礼状例文
※書式は縦書きです。
拝啓
今年は長い梅雨のあとに厳しい盛夏がやってまいりました。貴社に於かれましては、毎年のお気遣いいつもそのお気遣いに大変恐縮する次第です。
この度は、真心のこもったお品を頂き、その御厚志に改めて御礼を申し上げます。この盛夏の中、貴社に於かれましては、どうか皆様のご自愛を願う限りです。
僭越ながらも、この度略儀に至るこの書中を持ちまして心より御礼申し上げます。敬具平成28年7月●●●株式会社
代表取締役●●太郎株式会社●●●
●●●次郎様
全体として、気遣いへの気持ちといたわりの意さえ伝われば、こうして短い文章でも、ビジネス用のお中元のお礼状は充分だと思います。一度書いた文章は、今後のテンプレートとして取っておくのも後々役立つと思います。
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