ご配慮 の意味と類語(上司・目上宛)

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上司にお礼は必要ありません

いきなり刺激的なタイトルですが、尊敬するなと言う意味ではありません。上司と一般会社員のとの違いは、その裁量から来る責任の重さの違いです。その責任とは謂わば「会社の顔」です。ビジネスでは誰が最も裁量の度合いが大きいかで、大きな取り引きを行います。個人が個別に商店で購買するのと違って、継続性のある会社や事業者同士の利害関係、利益供与の決済権であるともいえます。

ですから、上司の配慮とは利害のある取引先や関係会社などとの間であり、社員はその中で自社の利益追求のために働きます。これがビジネスですので、社員が上司に配慮することは何もありません。上司は業務指示を出来る立場にあるということです。配慮とは「気を配る」ということです。上司も社員も会社のために働くのが筋ではないでしょうか?

まず「ご配慮」とは、本来自分とは関係の薄い、家族以外の他人に対して使うものです。それ以外では、自分が何かの判断ミスや業務上で過失があった場合など、上司の判断が必要となった時などに、この「ご配慮」は登場する事になります。

会社で使う時は、謝罪や始末書

会社内での謝罪文は、始末書や顛末書です。上司は責任者いわゆる代表者でもありますから、更迭はその上の役員が決めますが、社員は会社に帰属してるため、社員を指示する上司には人事権は普通ありません。その為、社内辞令は常に極秘扱いです。ですからこの始末書、顛末書の最初の査定は上司の「ご配慮」が入っている事になります。事が部署で片付くなら、上司はそれを受取り、後日役員にどの様に報告するかを決める事になるのです。

目上に対しては、ご配慮は常套句

特に親交のない目上の人に対しては、自分は一歩下がって相手を立てるのがビジネスでも私生活でも、自分の立場を上げ人から信頼を得る良き方法です。「ご配慮」という言葉は、むしろ常套句で使用しても問題はありません。類似語はバリエーションとして覚えておきましょう。

ご配慮の例文と類語の例文

ご配慮の例文と類語の例文(上司)

「この度は、私の不徳の致すところで貴社の大切なお客様に対し、ご迷惑をお掛けしてしまいました。どうか寛大なご配慮をよろしく申し上げます。」

「今後共、この私の失敗を契機に新しく生まれかわるつもりで尽力致します。僭越ながらもご配慮して頂きたく存じます。」

「お取引様のご配慮を踏みにじる様な事をしてしまい、大変申し訳なく今は思っております。」

「寛大なお心遣いを拝受して、真摯にこれからは職務を全うして参る所存です。」

「お取引様のとても有り難いご深慮のお陰で、こちらの希望を引き受けてくださりました。」

ご配慮の例文と類語の例文(目上)

「これまでも様々なところで、先様ご家族の方々には、多大なるご配慮をして頂き感涙の思いです。」

「今日まで私の努力の影には、貴方様のご配慮があってこそです。」

「私どものような些末な者にまで斟酌して頂きまして、誠に恐れ入ります。」

「貴方様のその慮るお気持ちだけで、私は大変うれしく思います。」

「先日の会でのお心入れには、仲間一同とても感動いたしました。」

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