末筆ながら をメールで使う例文

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末筆ながらを誤解していませんか?

なぜ謙る(謙遜する)のか考えよう
「末筆ながら」もそうですが、お祝いのメッセージに普通は「乱文・乱筆はお許し下さい。」とは絶対に使いません。心の底から私は喜んでいます、という事を伝えるのに、乱文とは一体どういうお気持ちなんでしょうか?同じように「不躾」もご法度です。メールで使うのなら、末筆にふさわしいのは、自分の意見を伝える場合です。

また末筆とは、文章の最後を締めくくる言葉です。文頭に来ることはありません。「乱筆・乱文をお許し下さい。」とは全く違った意味となります。また本来、「乱筆・乱文をお許し下さい。」とは文頭にあって然るべき言葉です。特に、苦情を申し付けるとか、そのような場合、配慮に欠けた言葉があるかもしれないが、そこは大目に見て欲しいという事を、最初に宣言します。親しい人に使うべき接頭文では無いのです。末筆は、ややそれよりは、単なる意見や自分側の都合などを伝えるような内容の最後に使います。

貴方は物語を書いているのではない

インターネットを見ていると、「末筆ながらは、文頭に書く。」とう非常に面白い意見があります。これは恐らく、「自分は文章力やボキャブラリがないので、どうかご了承してください。」という意味で捉えているんだと思います。前述の通り、末筆とは「これで最後に致します。」ということで、追記も追伸も他にお伝えすることはございません、といった意味で使われます。この言葉がある場合、当然文章は多少長く、そして前略も、末尾の敬具も本来必要ありません。

つまり、これはメールであっても「手紙文」です。親しい間柄なら「拝啓」や「前略」で、時勢の挨拶や前置きなどは略しても良いのですが、末筆とは「筆を置く」という意味ですから伝えたい内容は、詳細である事の感触が読む側ににはあるのです。ですが、小説や読み物をメールで書くわけでので、内容はメールを受け取る人に、わかりやすい文章を心がけることです。

末筆ながらを使ったメール文例

暑かった季節も過ぎ、ようやくお日頃も彼岸の季節を迎え、虫の音を聞きながらの長い夜の季節になって参りました。先ごろの暑さからのこの変わりようで、どうかご自愛していただくよう思うばかりです。

さて先日の月末にまだ暑い中、失礼にも御社にお伺いし、大変その整然と業務をこなす社員の方々を拝見いたしまして、この度の格別の弊社の製品継続のお約束も微力ながらもお役に立てていると、僭越ながら弊社の社内報に掲載させていただきました。この度は、本当に有難うございます。

また不躾ではございますが、が御社社長様のご自宅にも、社長様ご希望により、この社内報をお送りさせて頂きましたことをご報告いたします。これからも長い弊社ご愛願をどうかよろしくお願い申しあげます。

それでは末筆ながら、これにて皆様のご健康とご清栄を心よりお祈り申しあげます。

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